感覚だけで決めず、現実を確かめてから一歩進む

感覚だけで決めず、現実を確かめてから一歩進む

「この仕事は運命ではない気がする」と、条件を調べず辞退する。「あの人とは縁がある」と感じ、相手の曖昧な態度を見ない。占いや誰かの助言で安心し、その日に決めた行動は何もしない。感覚は大切ですが、感覚だけで人生を決めると、都合の悪い事実を避ける道具になることがあります。

直感やスピリチュアルな考え方を否定する必要はありません。役に立っているかを、現在の生活で確かめればよいのです。感じたことを仮の答えとして持ち、数字、相手の行動、自分の結果を見てから次へ進みます。

目次

感じたことを一文にする

「何となく嫌」「良い流れが来ている」を、そのまま書きます。まだ事実扱いせず、今の自分が感じている内容として置きます。 感覚を無視せず、結論にも急いでしない位置に置くことが大切です。

次に、確認できる事実を三つ集めることも確認します。仕事なら報酬、勤務時間、契約内容。人間関係なら約束を守った回数、連絡の頻度、困った時の対応。誰が見ても確認できる事実を集めます。

「優しそう」ではなく、店員への話し方や断った時の反応を見ます。 さらに、願いと予測を分けることも確認します。「成功してほしい」は願いです。「来月売上が増える」は予測です。願いが強いほど、予測に都合のよい情報だけを集めます。 自分が望んでいることと、それを支える根拠を別々に書きます。

反対の証拠も一つ探す

良いと感じる相手にも、約束を曖昧にした事実がないか。悪い予感がする仕事にも、学べる条件がないかを見ます。 最初の感覚を否定するためではなく、見落としを減らすためです。

次に、小さく試せる形にすることも確認します。いきなり退職、契約、同居を決めず、面談する、一か月試す、短時間会うなど、戻れる範囲で試します。 試した後に、身体の負担、金額、相手の行動、続けたい気持ちを記録します。

さらに、期限を決めて判定することも確認します。「もう少し様子を見る」を続けると、判断を避けられます。二週間、三回会うまで、月末までと期限を置きます。 期限の日に、最初の予測と実際を比べます。結果が出ない方法を、期待だけで延長しません。

お金の動きを確認する

不安な時ほど、高額な講座や鑑定へ続けて支払うことがあります。月の上限、得たい結果、判定日を先に決めます。 借金や生活費を削って続ける状態なら、第三者へ家計を見せます。安心感と支払い能力を混同しません。

次に、他人に答えを預けないを確認します。先生、占い師、家族が「進め」と言っても、契約するのは自分です。助言を聞いたら、根拠、反対意見、最終判断の日を書きます。 決めてもらうためではなく、自分が見落とした視点を増やすために相談します。

さらに、現実が悪化したら方法を見直すことも確認します。三か月続けても睡眠、収入、人間関係が悪化しているなら、「好転の前触れ」とだけ解釈せず方法を止めて確認します。 医療や法律の問題を、精神的な意味づけだけで扱わないことも重要です。 また、直感が出る条件を知ることも確認します。寝不足、強い不安、相手に急かされている時の判断は、焦りの影響を受けます。食事と睡眠を取り、期限を確認してからもう一度感じ方を見ます。 静かな時にも同じ答えかを確かめます。

良かった結果も具体的に残す

話を聞いて安心しただけでなく、その後に応募できた、眠れる日が増えた、関係を整理できた。現実の変化を書きます。 役に立った方法は、何が効いたかを残せば再利用できます。

次に、悪かった結果を恥じないを確認します。信じた方法が合わなかった時、失敗を認めたくなくて続けることがあります。支払ったお金や時間は戻りませんが、これ以上増やさない選択はできます。 いつ、何をやめ、次に何を確かめるかを決めます。 さらに、感覚と現実が一致する場所を探すことも確認します。心地よく感じ、相手も約束を守り、生活にも無理がない。感覚と事実がそろう選択は続けやすいものです。

どちらか一方だけを正しいとせず、両方がそろう条件を探します。 また、セッションで判断材料を並べ直すことも確認します。期待や不安が強い時は、見たい事実だけを選びやすくなります。セッションでは感じていること、望んでいる結果、確認済みの事実、反対の証拠、支払っている費用を別々に置きます。 そのうえで、小さく試す行動、判定期限、続ける条件、止める条件を決めます。見えないものを笑う時間でも、信じるよう勧める時間でもありません。自分の感覚を尊重しながら、現実の生活が良くなる選択へ結びつけます。

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この記事を書いた人

一般社団法人行動変容協会代表理事。エモーションフリー他、各種セラピーの開発者。20年以上、メンタルの世界を見てきて、様々な症例に対応しています。

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