フレーズは個人個人のもの
エモーションフリーのキモの一つ、フレーズについてです。
※フレーズメーカーはエモーションフリー本講座の中で解説しているものです。ライトエモフリには含まれていません。
フレーズは難しいの?
エモーションフリーをやっていくと、フレーズが作れない人もチラホラいます。でも、それって基本が分かってないだけなんです。
上手く行かないから、フレーズ集にあるような他人のフレーズをやってみて、ゼロまで数値が落ちない。だから、エモーションフリーは効かないなんて早合点している人がかなりいます。
それでは、良くなんて絶対になれないです。
フレーズの原理原則を知れば、簡単にフレーズが書ける。
フレーズをサラッとできるようになるとセラピーとしてのパワーは増してきますが、書けないと迷宮行きです。
そもそもフレーズが書けないというのは2つのポイントがあります。
- フレーズメーカーの本当の意味を理解していない。
- フレーズを作る以前に思考やものの見方(認知)が歪曲している。
この状態だと、上手く行くはずがありません。先入観などで物事が正しく見えないので、そこをフレーズメーカーの正しい使い方で解決していきましょう。そうすれば、自分のことがもっと分かるようになります。
フレーズができるようになると何が起こるのか?
簡単に言えば、感情の解放が各段に進みます。それこそゼロにならない理由はなくなるわけです。
そして、これはテキストのどこにも書いていませんが繰り返すことで、ものの見方が整理されて、現実的に物事を捉える癖がつきます。だから、感情に振りまわされることがなくなります。
それこそ、フレーズメーカーを使う意味であって、更にその上の段階では、フレーズレスで解放が始まります。正しいものの見方ができると、受け取り方、認知、考え方が変わり、行動自体が変わります。
そういう意味では、エモーションフリーはただのメソッドの枠を越えて、生き方になって行きます。
注意して欲しいはフレーズは個人ごと違うということ。
外国で開催すると大体言われるのが、なんにでも通用するユニバーサルフレーズはないのか? と言う話です。正直、ありません。
なぜなら、あなたの体験はあなただけのものであって、例えば、対人恐怖という風に括ることができても、あなたが遭遇した嫌な体験は、似ていても違いますし、時間的に1点で同じだとしても、人はそこに至る道のりが全て違います。兄弟でも違います。
それなのに、十派一絡げにしたようフレーズであなたの根幹を打ち抜くことはできません。だから、ユニバーサルフレーズはありません。
ライトエモーションフリーにはフレーズ集がついていますが、これはライトエモーションフリー自体にフレーズメーカーが付属しないから付けているのであって、それがいいとは全く思っていません。
エモーションフリーの本講座を受けたら、フレーズメーカーでフレーズを組めるようにならないとダメです。そうでなければ、あなただけの問題は解消できません。
エモーションフリーは自分で自分をケアできるのできちんとフレーズが作れるようになれば、かなりの部分、解放できますし、一人で無理な場合は認定セラピスト、認定講師が対応できるようになっています。ただし、自分のことを話せないと上手く行かないのは想像がつくと思います。
そのためにも、エモーションフリーのフレーズメーカーを覚えて、自分の状況を理解する事が大事です。
こんなことはないですか?
人間関係に問題があるとき、セラピストに相談したら、家庭環境を聞かれてその問題があるからだ!なんて、大昔の心理セラピーの教科書に書いてあるような方程式です。
もちろん、当たりを付けるという意味で、参考にはしますがそれを言ってしまったら、そのセラピストは何を見ているのでしょうか? 過去の本? あなたを見てますか?
話を聞いて、そこから本人も気がつかないような事象を紡いで、その根底にある思い込みや信念をサラッと見つけて、アプローチする。これがエモーションフリーです。
話を聞くことが目的ではなくて、解放することが目的ですから、話も必要なことだけでいいです。私のところでは、傾聴ではなく、インタビューと言っています。だから、カウンセラーのように長く話を聞いたりはしません(これは流儀です)が、必要なポイントはセラピスト主導で見つけていきます。
そうすると、あなたの体験から、そこにある想いを紡いで、フレーズを作るのがフレーズメーカーです。
今目の前に有る問題は的外れ。
よくイライラしている人は、『私は今イライラしています。そう感じています、信じています、そう考えています、そう決めています、そういうパターンがあります。そういう自分を深く受け入れ深く愛します』なんてフレーズを唱えてしまいます。
でも、このイライラの根底。なぜイライラしているのか? そして、それはどこから来ているのか?? それを探さなければ、問題の根底は見えてきません。そうすると対処的に、今のイライラにアプローチはできますが、表層だけなので再発します。多くのセラピーはこういうことをやっています。
パニック症状が出たときに呼吸で落ち着かせるのも同じです。
対処療法です。
そうではなくて、根底にある仕組みに気がつき、それを解放できるから、再発が起こらなくなります。しかも、客観的に自分でできるようなフォーマットにまとまっています。そこがエモーションフリーの強みです。
フレーズメーカーを使えてこそ、エモーションフリー使い。
その最適化されたフレーズメーカーをあなたが使いこなせると言うことは、あなた自身が物事の捉え方を変化させ、感情に振りまわされない自分になることを示していますし、日常的なストレスからかなり解放されます。
先日も、親子問題でずっと悩んでいた方が、ほんの10分程度のセッションで解決しました。心理セラピー的には、もう悪魔的です。そんなことできなかったんだから。
一瞬で、気づきが起こり、記憶の意味が変わり、平気な自分がそこに出現します。
エモーションフリーは魔法のようだけど、誰がやっても同じ。
ものの見方、いながき流をしっかり覚えてしまえば、不安は起こらないでしょう。あるのはその改題をどう解決するか、だけです。思い悩むなんてほとんど無駄です。感傷に浸りたいときもありますが、そんなに長時間浸らなくても大丈夫です。
解決できていない問題を抱えて残りの人生、後ろ髪を引かれるように生きるのはもうやめましょう。
人は前を向いて歩くものです。
エモーションフリーを自分や周りの人に行うことで、環境そのものが変わっていきます。そこで暮らすあなたは、今欲も楽になっていきます。
そして、未来に移動するごとに問題は発生するかも知れません。それは誰にも分かりませんが、そのとき、まともな考え方、対処方法を持っているとしたら、どうでしょう?
他人との関係も自分が穏やかになるとケンカも起こりません。これからの世界は繋がりの世界です。自分が怒っていたら相手を遠ざけてしまうのでよろしくないでしょう。
自分を整えて、豊かな生活を手に入れるためにエモーションフリーはわかりやすい手法です。
まずやって欲しいことは!
協会員の方は、まずエモーションフリーのテキストを引っ張り出して、フレーズメーカーをやってみて下さい。再受講も有効です。
分からなければ、フレーズ添削講座もあります。
エモフリのフレーズ添削講座はこちらをクリック
協会員から外れてしまったという人は、LINEでお問い合わせ下さい。
その際に、お名前(フルネーム)と、受講した際に使ったメールアドレスを教えてください。
照合します。
まだ、エモーションフリーを受けていない人は、ビデオ講座から始めましょう。
自分を変えていくためには、少しの努力は必要です。
エモーションフリーは多くのセラピストが言いますが、結果が出やすいです。もちろん、そのためにフルチューニングしていますからね。